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今できる親孝行2024.01.27両親と話し合っておくべき・確認しておくべき「その先のこと」

自分の両親には、いつまでも元気で生きてほしいもの。
しかし、そう思いながらも自分自身が年を重ね、周りからも、「『その先のこと』について話し合っていなかったばかりにいざという時に大変だった」という話を聞くようになりました。
誰もがいつかは老い、そして亡くなります。そんな「その先のこと」について両親と話し合ったり、確認したりしておくことは、とても大切です。
両親との関係を深め、人生をより豊かにするために、今から準備すべき「その先のこと」をまとめました。

聞くべき、話し合っておくべき「その先のこと」って、どんなこと?

その日は突然訪れます。
「自分自身ならまだしも、親が元気なうちはまだ考えたくない」と思ってしまいがちですが、そうなったときにどうするか、決めなければならないときが必ずやってきます。
そのときの対処法について、経験豊富な人は、ほとんどいないでしょう。だからこそ、事前にどれだけ準備ができるかが大切になってくるのではないでしょう

パソコン、スマートフォンの利用状況も確認

近年、私たちの親世代もパソコンやスマートフォンなどデジタルデバイスを活用し、インターネットショッピングや音楽、動画視聴を楽しむケースが増えています。

・ どんなデジタルデバイスをどのように使っているのか
・ どんなサービス(例:映像やネット通販、音楽などのサブスク、アプリ)を契約しているのか
・ パスワード
などについても知っておきたいところです。

パスワードは直接教えてもらえなくても、パスワードをどのように保管しているのか、万が一の時はどこを見ればいいのかなども聞くべきポイントかもしれません。

一緒に過ごせるうちに、楽しい思い出をたくさん。「これからやりたいこと」もしっかり聞きたい

いつかくる両親との別れ。でも、それはまだ先のお話し。大切な両親と一緒に過ごせる「余生」をかけがえのない時間にするために、「これからやりたいこと」についても、しっかりと話し合っておきましょう。
例えば、親子で旅行をする、美味しいものを食べに行くといったイベントは親孝行での定番ではありますが、そうして一緒に過ごした時間は、両親を喜ばせるだけではく、自分にとっても大切な思い出となるはずです。
また、「今やりたいと思っていること」を聞いていくことで、両親の意外な一面を知れたということもあるようです。

Aさん(47歳)は、母親の趣味について聞いていく中で、実は母親がとあるアイドルのファンであることを知ったそうです。また、いつかコンサートに行きたいと思っていたが、専用アプリが必要なこともあって、一人でチケットを取るのが難しいと悩んでいることがわかりました。そこで、Aさんがチケットを取り、母親と一緒にコンサートへ行くことに。そのアイドルのことはあまり印象に残っていないけれど、会場での嬉しそうな母親の笑顔は、一生忘れることはないとAさんは言います。

そして、そのコンサートの後から、母親が以前よりも、習い事や友人関係のことなど、プライベートなことについてオープンに話してくれるようになったとAさんは感じたそうです。親と子という関係をちょっと外れて、友達のような時間を共有できたことで、より何でも話し合える仲になったのかもしれません。

こうした、両親が好きなことを知っておくというのは、「その先」を淋しい時間にしてしまわないためにも、とても重要なことです。墓前にお供えする花ひとつとっても、とりあえず買った仏花を供えるのか、両親が好きだった色、好きだった季節などを思い出しながら選んだ花を供えるのかで、「その先」の気持ちのつながり方も変わってくるのではないでしょうか。大切な人を、いつまでも大切に思い続けるために。ぜひ、両親との楽しい思い出をたくさんつくっておくことを意識してみてください。

ゆっくりと話し合いを重ねていく

「その先のこと」について両親と話し合うのは、最初はちょっと難しいかもしれません。でも、両親の思いや考えを尊重し、自分の思いや考えもしっかりと伝えながら、ゆっくりと話し合いを重ねていくと、いざというときに困らず、両親の希望をかなえることができるのではないでしょうか。

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