ご両親が亡くなってしまったら、もう親孝行はできないのでしょうか。
いいえ、大切なご両親のことを想い、行う供養もまた親孝行であり、
その方法も十人十色で良いと加登は考えています。
大切なのは、「どのような供養を、親が喜んでくれるのか」と
考える気持ち。
ここでは、調査の中で見えてきた“みんなが実践している供養”
についてご紹介させていただきます。
ご両親が亡くなってしまったら、もう親孝行はできないのでしょうか。いいえ、大切なご両親のことを想い、行う供養もまた親孝行であり、その方法も十人十色で良いと加登は考えています。
大切なのは、「どのような供養を、親が喜んでくれるのか」と考える気持ち。
ここでは、調査の中で見えてきた“みんなが実践している供養”についてご紹介させていただきます。
皆さんが実際にされている供養の方法としては、やはりお墓参りやお仏壇に手を合わせるといったスタンダードなものが多いようです。最近では手元供養なども広がりつつありますが、まだまだ少数派。けれど、供養をひとつの親孝行と考えるなら、それぞれのご両親にあった、もっといろいろな供養の形があって良いはずです。そこで、加登のお墓を利用されているお客様に、それぞれのご家族だけの特別な供養の形についてお伺いしてみました。
母がやり残したことを、
少しずつ行っています。
こちらの方は、お母様が行きたかった場所や食べたかったものを、代わりに体験されているといいます。想いを引き継ぐことで、いつまでも忘れないことはもちろん、お母様の気持ちをより一層理解できるのかもしれません。別れの後に、もっと絆を深められる、素敵な供養の形です。
故人の趣味だったものの
お手入れをしています。
多くの時間を費やしてきた趣味は、故人にとっての人生の一部。それをご家族が理解し、自分の死後も趣味の品を大切に扱ってもらえるというのは、とても嬉しいことではないでしょうか。趣味の品をお手入れする時間を通して、両親のことを思い出す。そんな素敵な時間を持つことも、供養のひとつです。
遺骨を持って
登山をしています。
こちらの方が亡くされたのは、両親ではなく、登山仲間のご友人でした。そして今も、山を愛されていたご友人の遺骨の一部と一緒に、登山をされているとのこと。生きている時も、亡くなってしまってからも、変わらない友情を、手元供養という形で実現されています。
お墓には、できるだけ
派手な
バラをお供え。
お墓にお供えするのは、菊の花でなければいけない?いいえ、そんなことはありません。亡くなられた方が生前に好きだった花や、その人に似合う花を、ぜひ自由に選んであげてください。墓前のお花は、故人の方への贈り物ですから。
夕食の時は、
お仏壇に
ビールと
アテを
お供えします。
お墓や仏壇へのお供え物を見ていると、そこに眠られている方の生前の様子が見えてきます。こちらの方は、お仏壇にビールと一緒に毎日、アテを一品お供えされているそう。生前と変わらない、小さな気遣い。その想いを形にすることが供養なのですね。
お墓参りに行ったら家族の
グループラインに写真を
送っています。
家族が離れて暮らしていると、お墓参りのタイミングを合わせるのも難しいもの。こちらのご家族は、誰かがご両親のお墓参りに行く度に、必ずグループラインに写真を送って報告するようにしているとのこと。きちんとお墓に来てくれることはもちろん、お墓参りというきっかけを通して、家族が仲良くコミュニケーションを取ってくれることも、ご両親は喜んでくれているのではないでしょうか。
アンケートの結果、約67%の人が“日常的に”または“たまに”供養を行っているということがわかりました。これは、「親孝行」について同じ内容で質問をした時とほぼ同じ割合であるというのが興味深いところです。一概にふたつの結果を関連づけることはできませんが、ご両親に対する供養を“親孝行の延長線”と捉えている方も少なくないのかもしれません。